
脱毛に通っていると予約をしている日に生理になってしまった!なんてことがあります。
脱毛と生理の関係を知っておくことは大切なことです。
通っているサロンやクリニックによって生理中の施術は完全にNGな所やVIO以外ならOKの所などがあります。
生理によるキャンセルの場合のお店側の対応も変わってくるので事前に調べておくことが大切です。
ここでは生理と脱毛の関係について解説していきます。
この記事の目次
生理が脱毛に与える影響
①毛が抜けにくくなる
脱毛をするときには毛の成長のペースに合わせて数回~十数回に分けて施術を行います。
回数を分けなければならないのは脱毛はしっかりと成長した毛にしか効果を出せないからなんです。
サロンやクリニックで施術を受けると、その部分のすべてを処理できたと勘違いする方もいますが、実際には施術をした範囲の成長しきった毛のみを脱毛することになります。
そして私たちのムダ毛は男性ホルモンの働きによって生えています。
生理によってホルモンバランスが急激に変化すると、ムダ毛の成長に変化が出てきます。
毛の成長に変化が出ると脱毛の効果にも影響が出てしまうので、できるだけ生理中の脱毛は控えた方が無難です。
②肌トラブルが起きやすい
体に様々な影響が出てきます。
生理が近づくとホルモンバランスが変化しPMS(月経前症候群)と呼ばれる体への影響が出てきます。
まずエストロゲン(卵胞ホルモン)の減少による肌荒れやバリア機能の低下によって外部からの刺激や紫外線に弱くなります。
同時にプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加で皮脂が多く分泌され、ニキビや吹き出物ができやすくなります。
さらに肌がくすみやすくなりシミやそばかすも濃くなりやすい状態になります。
すべての要素が脱毛をするときのレーザーや電気針による刺激に対する抵抗力を低下させる要因になり、脱毛のダメージで肌荒れや赤みが出やすくなってしまいます。
③毛が生えやすくなる
ムダ毛は主に男性ホルモンの影響で生えてきます。
女性ホルモンの分泌量に変化が出ると男性ホルモンの働きにも変化が出てきます。
新たなムダ毛が生まれやすく成長しやすい時期になるので、脱毛をした直後に新たな体毛が生えてくるという事もあります。
生理後に施術をすれば生理中に生まれたムダ毛も脱毛が出来るので、生理中に脱毛をするよりもはるかに効率的です。
脱毛は生理中でもしてもらえるの?
脱毛サロンやクリニックに通う時、事前にきちんと調べていないために予約キャンセル料で思わぬ出費をしてしまうことが良くあります。
脱毛サロンやクリニックで脱毛をするときには生理中でも脱毛をしてくれるかどうか、また予約キャンセル時の対応まで調べてから通うようにしなければ思わぬ出費をすることになります。
生理中に脱毛を行ってくれるかどうかは店舗によって異なります。
どの脱毛サロン・クリニックでも生理中以外の時期に行う事を推奨していますが、店舗によっては生理中でも条件付きで施術をしてくれるところもあります。
忙しい方や生理不順で生理時期が判断しにくい方は、生理中でも施術をしてくれるところを選ぶ方が無難かもしれません。
以下に主な脱毛サロン・クリニックで生理中の脱毛が出来るかどうかとキャンセルの対応をまとめています。
【生理中の脱毛は不可の所】
■脱毛サロン
・キレイモ
月額コースはキャンセル料なしだが、その月の分の施術は消化。
回数パックプランはキャンセル料なしで予約変更可能。
・脱毛ラボ
予約2日前21:30までキャンセル料なし。
それ以降は1000円のキャンセル料が発生。
・C3
予約時間前までに連絡すればキャンセル料なし。
予約時間を過ぎるとキャンセル・無断遅刻ともに1回分の施術を消化。
回数無制限プランの場合は3000円の違約金。
【VIOライン以外なら生理中でも脱毛可能】
■脱毛サロン
・ミュゼ
キャンセル料なし。
・銀座カラー
予約前日の19:00までに連絡すればキャンセル料なし。
それ以降は1回分の施術を消化。
・TBC
予約前日のよる22:00までに連絡すればキャンセル料なし。
当日は3000円のキャンセル料が発生。
・エピレ
予約前日のよる22:00までに連絡すればキャンセル料なし。
当日1000円、施術時間を過ぎると2000円のキャンセル料が発生。
■医療機関(美容外科・クリニック)
・アリシアクリニック
キャンセル料なし。
【条件付きで生理中のVIOライン脱毛可能】
■医療機関(美容外科・クリニック)
・湘南美容外科クリニック
タンポンをつけてくれば生理中のVIO脱毛も可能。
予約前々日23時まではキャンセル料なし。
それ以降は3000円のキャンセル料が発生。
・ドクター松井クリニック
カウンセリングで生理中のVIO脱毛可能かどうか判断。
キャンセル料はなし。
脱毛が生理に与える影響
ここまで生理が脱毛の効果や肌に与える影響を解説してきましたが、ここからは逆に脱毛をしていることが生理に与える影響を解説していきます。
メリット
①生理中のストレスが軽減
デリケートゾーンを脱毛をすると生理が軽くなった・楽になったという話をたまに耳にします。
脱毛で使うレーザーは皮膚より深さ3~4mmまでしか届かないので、生理に影響を与えるとは考えられません。
ですがVIOラインのムダ毛によるムレや経血の付着によるかゆみやかぶれなどの予防には効果的です。
脱毛によってVIOラインが衛生的になり生理によるストレスが軽減されることはあります。
②VIO脱毛で生理中も衛生的に。
人間に限らず、動物(主に哺乳類)は性器周辺の毛が濃くなっていることが多いです。
これは尿などと共に分泌されたフェロモンを体毛に付着させておくことで、異性にアピールする目的があります。
残念ながら人間はフェロモンをかぎ分ける機能がほとんどなくなっているので、デリケートゾーンの毛の役割はほとんどなくなってしまいました。
逆にフェロモンや尿を付着させる役割があったデリケートゾーンの毛は湿度をため込みやすいので、衛生面を考えると無い方が良いという考え方もあります。
生理中の経血によるムレを防ぎやすくいつでもサラサラな状態でいれるので、VIOラインを脱毛しておくと衛生的です。
③生理用品が毛に絡む心配がない。
ナプキンのテープが毛に絡まったり、取り外しの時に毛を引っ張って痛い思いをしなくて済むというのもVIO脱毛をして快適だと感じる要因の一つです。
デメリット
脱毛で生理不順になる?
これもよくある噂なのですが先ほども解説した通り、脱毛をしたことで体に直接的な影響はありません。
脱毛の施術の影響があるのは肌までです。
ただ脱毛をした後に生理不順になったと感じる方がいるのは事実です。
考えられる原因としては、施術中のストレスです。
通う事に対するストレスや、脱毛サロンのスタッフや接客に対して不快感がありストレスを感じてしまったことが生理に影響を与えるのではないかと考えられます。
脱毛は絶対にやらなければならない治療ではないので、ストレスを感じたり何か嫌だと感じるようなことがあるならば無理して続ける必要はありません。
あくまで快適になるために、ムダ毛がなくなってきれいになることに喜びを感じるための脱毛です。
不快感やストレスを感じるなら、無理せず脱毛をやめる、違うお店を探すなどの方法を取るようにしましょう。