
おおかれ少なかれ誰でもやっているムダ毛処理。
特に女性にとってムダ毛処理は生活と切っても切り離せない問題の一つです。
全身脱毛出来ればムダ毛処理の手間とはサヨナラすることが出来るかもしれませんが、そう簡単に誰でもできるわけではありませんね。
金銭的にも時間的にもサロンやクリニックには通えないよ~という人が大多数なのではないでしょうか。 ムダ毛は気になるけれど本格的なサロンやクリニック通いが出来ないという多くの女性は、面倒な日々のムダ毛処理と上手に付き合っていかなければなりません。
- ムダ毛処理は お金をかけない!
- 出来るだけ短時間で手間がかからない!
- 仕上がりをきれいに!
この三点を満たす、正しいムダ毛処理の方法をご紹介します!
剃る
ムダ毛処理で一番多く利用されている剃るという方法。剃ることのメリットは広い範囲を一気に処理することが出来るという点です。
手間がかからず、誰でも簡単にできるので多くの女性が一度はやったことが有るのではないでしょうか。
しかし肌に直接カミソリの刃を当てるムダ毛処理なので、やり方を一歩間違うとけがをしたり、肌を傷めてしまうリスクがあります。
間違ったムダ毛処理で肌にダメージを与え続けると、シミや黒ずみの原因になる可能性もあるので注意が必要です。
正しいやり方
①清潔で新しいカミソリを使う。
ムダ毛処理の時に切れ味が悪いカミソリを使うと、肌の必要な角質を削り取りながら毛を剃ることになるので新しい刃を使うことが大切です。 またお風呂場に放置していると湿気が原因で雑菌が繁殖して、肌の炎症を引き起こす可能性があります。 使用後はきちんと洗ってよく乾かし、風通しが良い乾燥したところでで保管しましょう。
②入浴後の清潔な状態で行う。
炎症や肌トラブルを避けるためには清潔な状態で、ムダ毛処理することが大切です。 入浴中にやってしまう人も多いのですが、お風呂場は湿度が高く雑菌が多いので入浴後に行うのがベストです。
③蒸しタオルで肌を温め、毛穴を開く。
肌を温め毛穴を開くことで深剃りできます。 また、体毛は水分を含んで膨張すると柔らかくなるので剃りやすくなります。
④シェービング専用のジェルを使う。
何も付けずに剃るのはもってのほかですが、よくある間違いがボディーソープを使って剃るというやり方です。 ボディーソープの多くはアルカリ性で、弱酸性の肌に付着すると角質がはがれやすくなってしまいます。その状態で毛を剃ると必要な角質まで削り取ってしまいます。 必ず専用のシェービングジェルを使うようにしましょう。
⑤毛の流れに沿って剃る。
毛の流れに逆らって剃る「逆剃り」は毛穴周辺の必要な角質までそぎ取ってしまいます。 逆剃りの方が深くまで剃れるような気がしますが、正しい方法でやれば毛の流れに沿る「順剃り」でも十分にムダ毛処理が出来ます。 毛穴の黒ずみを引き起こしてしまっては、ムダ毛処理をする意味がありません。 必ず体毛の流れに沿って剃るようにしましょう。
⑥乳液・クリームで保湿する。
剃った後のアフターケアも大切です。カミソリによって肌の角質が削られた状態は、乾燥しやすく敏感になっています。 必ず保湿をして、肌を守るようにしましょう。 化粧水は敏感な状態の肌に刺激が強いので、乳液やクリーム、ワセリンが理想的です。
抜く
毛抜きやワックスを使って毛根から毛を抜くムダ毛処理の方法です。毛根からなくなるので、剃るよりも毛が生えてくるまでの時間が長くなります。
その分毛穴へのダメージが強く、毛穴がぽつぽつと盛り上がる可能性があります。
さらに失敗すると毛穴の黒ずみや埋没毛、毛包炎といったトラブルを引き起こす可能性もあるムダ毛処理なので慎重にやらなければなりません。
正しいやり方
基本的には剃る時と同じです。入浴後の清潔な状態で蒸しタオルなどで肌を温め、毛穴を開いてから行います。
毛抜き
①しっかりと根元をつかむ
毛が途中でちぎれないように根元をしっかりつかみましょう。
②毛が生えている方向に引き抜く
剃る時と同じで、毛の流れに逆らわないように抜くことで毛穴へのダメージを最小限に押せることが出来ます。
③冷水で冷やしたコットンで毛穴を閉じる。
毛を引き抜いた後は、毛穴の角質がはがれ傷ついた状態になります。素早く冷やすことで炎症を抑え、毛穴の開きを防ぐことが出来ます。
④化粧水で保湿。
剃った時と違い、乳液やクリームは開いた毛穴に入り込んでしまい炎症を引き起こす可能性があります。化粧水のみで保湿するようにしましょう。
除毛ワックス
除毛ワックスは一度にたくさんの毛を引き抜くことが出来るため、毛抜きを使うより短時間で広い範囲のムダ毛を処理することが出来ます。
毛の流れと逆方向に引き抜くため、毛穴を傷つける可能性は高くなります。 便利で最近はやりの方法ですが、清潔な状態で行う事とアフターケアがより一層大切になってきます。
毛抜きの時と同様に入浴後の清潔な状態で、きちんと毛穴を開いてから行いましょう。
①粘着力が強すぎない水性ワックスとを使う
除毛ワックスは大きく分けて水性と油性があります。油性は粘着力が強すぎるため、素人は使わない方が安全です。
②ベビーパウダーで肌を守る。
乾燥した肌にベビーパウダーを薄く塗っておくことで、ムダ毛と関係のない肌の角質をはぎ取ることを防ぎます。
③毛の流れに沿って塗って、逆方向に引き抜く。
詳しいムダ毛処理のやり方は商品の説明書きにあるのでそちらを参照してもらう方が良いです。 基本的には毛の流れに沿って塗って、完全に乾いたらその逆方向に一気に引き抜きます。 力いっぱいやる必要はありませんが、途中で手を止めず一発で引き抜くことが重要です。
④アフターケア
埋没毛を防ぐために円を描くようにマッサージしながらスクラブケアしましょう。 きれいにした状態で、冷やしたコットンで毛穴を引き締めてから化粧水で保湿しましょう。
脱色
毛をなくすわけではないのでムダ毛処理の効果としては弱いですが、体毛が薄い部分や産毛なら肌を傷めずムダ毛を目立たなくすることが出来るので安全です。
日本人女性では眉毛を脱色する人が多いですね。 髪の毛用のブリーチを使ったりオキシドールで代用するという人もいますが、失敗すると危険なのでやらないようにしましょう。
体毛用の脱色クリーム自体薬局やディスカウントストアで割と安くで手に入るのでそちらを使った方が間違いなく安全です。
また眉毛を自分で脱色する人も多いのが現実ですが、目の周辺に自分で脱色剤を塗るのは非常に危険です。 美容室に行った時に、やってもらえば手間も省けて、仕上がりもキレイなので美容師さんにやってもらう方が安心ですね。
まとめ
お金をかけないムダ毛処理は剃る・抜く・脱色するという3つの方法があります。それぞれメリットとデメリットがあります。
またムダ毛の濃さや生えている量によっても最適な方法は変わってきます。 最終的には自分に合ったムダ毛処理の方法で除毛をすることになります。
どの方法でムダ毛処理を行うにせよ、正しいやり方でやることが肝心です。間違った除毛で肌トラブルを引き起こしてムダ毛があった時より目立つようになってしまった…なんてことになったらやるだけ無駄です。ムダ毛処理は肌を傷つけないために、めんどくさがらないで丁寧に行う事が大切です。