
多くの人がカミソリを使ってムダ毛を剃っているのではないでしょうか。
でも案外正しい使い方でムダ毛を剃れている人は少ないものです。
使い方を間違っている証拠にヒリヒリとした痛みや、かゆみを感じたことが有りませんか?
使い方によっては赤みが出てきたり、長期間肌を傷めたことが原因で黒ずみが出てきている方もいるでしょう。
正しい使い方で毛を剃れば、肌トラブルを避けることが出来るだけでなく、根元からきれいに処理することが出来ます。
ここでは誰でもお金をかけずにできる、肌に優しいカミソリの使い方をご紹介していきます。
誰でも簡単にできる使い方なのでぜひ参考にしてみてください(^^)
この記事の目次
カミソリでムダ毛処理をするメリット・デメリット
カミソリのメリット
最大のメリットはお金がかからないことときちんと深くまで剃ることが出来るので、仕上がりがきれいになります。
正しい使い方なら肌へのダメージも最小限で済みます。
カミソリのデメリット
正しい使い方で処理しても、毛根からなくなるわけではないので、すぐに毛が再生してしまいます。
使い方にかかわらず、抜いたり脱毛したりするより頻繁に処理しなければなりません。
肌に直接刃を当てるため、正しい使い方でなければ肌を気づ付けてトラブルを引き起こす可能性があります。
新しいカミソリを使って正しい使い方で剃ることが大切です。
どんなカミソリを選べばよいの?
①T字でガード付き
カミソリを使う時にはまず、安全なもの正しい使い方であつかう事が第一です。
安全性で考えると、T字カミソリで、さらに刃の周囲をガードでカバーしているタイプがベストです。
I型のカミソリを使うのは、どうしてもT字で処理できない細かい部分にしておくのが安全な使い方です。
②シェービング剤やスムーサーがついているもの
刃の上にすべりを良くするためのシェービング剤やスムーサーがついているものがベストです。
摩擦を減らし、使い方を間違えなければダメージをおさえることができます。
③刃物メーカーのものがおすすめ
カミソリはいろいろな商品が発売されていますが、カミソリで大切なのは刃です。
かわいい商品をみると使いたくなる気持ちはわかりますが、シック、ジレット、貝印、フェザーといった刃物メーカーの商品の方が切れ味が良く、肌への負担も少なくすみます。
④刃数はできるだけ少ないもの
最近は刃数が多い商品が増えてきていますが、刃数が多くなるほど使い方関係なく、肌へのダメージが大きくなります。
四枚刃なら一回カミソリを滑らせるだけで、四回剃っていることと同じことになります。 その分深ぞりできるのですが、肌のダメージを考えると理想は一枚刃を正しい使い方で扱いたいところです。
ただ一枚刃では肌の曲線にきちんとフィットさせて剃ることが難しく、剃り残しが多くなります。
正しい使い方や角度で扱うのはかなり難しいです。
その分何度も同じ部分を剃らなければならなくなり、使い方の面で安全でなくなります。
そう考えると使い方が簡単な結局は刃数が多いものを使うのと変わらなくなります。
また一枚刃になると力加減も難しくなるので、最初は使い方が簡単な二枚刃や三枚刃を使って、うまく剃れるようになってきたら徐々に刃数を減らしていくのが良いでしょう。
肌をきれいに保つための正しい使い方
①入浴後に行う
どれだけ気を付けていても、カミソリで毛を剃る時には肌に目に見えない傷をつけてしまいます。
すこしでも肌への負担を減らすためには清潔にして、雑菌などの侵入を防ぐことが良い使い方です。
肌の汚れや不要な角質をきれいに洗い流した状態で行いましょう。
②蒸しタオルで剃る部分を温める
ぬれタオルをレンジで30秒程度温めて蒸しタオルを作りましょう。
熱いお湯につけてもよいですが、絞る時にやけどをしてしまうかもしれないのでレンジでやる方がおすすめです。
体毛は水分を含むと膨張し柔らかくなります。また毛穴を広げることで少しでも深ぞりできるようにします。
入浴後ならそのままやっても大丈夫では?と思っている方もいるかもしれませんが、入浴後の少しの時間でも毛が乾燥して固くなり、毛穴も締まってくるので蒸しタオルで温めながらやるのが理想的です。
③清潔で新しいカミソリを使う
何か月もお風呂に置きっぱなしのカミソリでムダ毛処理してませんか?
頻繁に交換するのはもったいないと思う方もいるかもしれませんが、カミソリの刃は非常にデリケートで使うたびに少しずつ刃がつぶれて剃れなくなっていきます。
切れ味が落ちたカミソリで毛を剃ると、肌に目に見えない細かな傷つけてしまいます。カミソリ負けで赤くなったり、かゆみの原因になるだけでなく、肌の黒ずみも引き起こします。
理想は1週間に1回くらいのペースでカミソリを交換したいところです。
刃だけなら比較的安くで売っているのできちんと交換して使いましょう。
また湿度が高く雑菌が繁殖しやすいお風呂場にカミソリを放置するのもよくありません。乾燥した風通しの良い場所に保管しましょう。
使用した後はキッチン用のアルコールなどで除菌するとより衛生的に保管することが出来ます。
④ボディーソープをつけて剃らない
ボディーソープや石鹸をつけて剃ればすべりが良くなるので利用している人が多いのですが、これは大きな間違いです。
ボディーソープの多くは界面活性剤が含まれており、アルカリ性です。弱酸性の人間の肌につけると、角質が剥がれ落ちやすい状態になります。
カミソリで剃る時にはどれだけ肌の角質を削らずに、ムダ毛を剃れるかが重要です。ボディーソープで肌の角質をはがれやすくした状態で毛を剃るのは、わざわざ肌を傷めやすくしているようなものなんです。
さらにボディーソープが刃の間にたまってカミソリの切れ味を損ねてしまいます。
毛を剃る時には専用のシェービングジェルが一番安全できれいに剃ることができます。シェービングジェルをきちんと塗って使って優しく剃るようにしましょう。
⑤逆剃りは厳禁
毛の流れに逆らって剃る逆剃りは、深くまで剃れるという理由でやっている人が多い方法です。
確かに逆剃りは深剃りできるのですが、必要以上に深く剃りこんでしまうため、毛穴周辺の角質を大きく削ってしまいます。
毛穴の角質を強く気づ付けることで、肌の乾燥・赤み・かゆみ・ボツボツとした毛穴の黒ずみを引き起こします。
きちんと新しく清潔なカミソリを使っていれば、毛の流れに沿って剃る順剃りできちんと処理することが出来ます。
逆剃りをしても順剃りでも見た目でわかるような差はありませんし、ムダ毛処理をする回数も変わりません。
危険が多い割に、メリットはないので逆剃りはしないようにしましょう。
ちなみに…
- おでこ…上から下へ
- 頬…内側から外側へ
- あご…上から下へ
- すね…ひざから足先へ
- 腕…内側から外側へ
- 脇…中心から外側へ
というのが毛の流れに沿う正しい方向です。
⑥生理中・体調不良時は避ける
生理や体調不良の影響は肌にも出ています。
体調が万全の時に比べて敏感で荒れやすくなっているのでこれらの時期はムダ毛処理を避けましょう。
生理になる前に計画的に処理をするようにしたいですね。
⑦処理後の保湿ケア
これだけ気を使って正しい使い方でムダ毛処理をしても、肌の角質を少なからず削り取ってしまいます。
肌の角質が削られた状態では、乾燥しやすくデリケートな状態になっています。
クリームや乳液で保湿をすることで、ムダ毛処理後に肌の炎症を防ぐようにしましょう。
化粧水は刺激成分が含まれているものもあるので、カミソリ使用後は使わない方が無難です。 また普段より肌を守る機能が弱くなっているので、外出時にはいつも以上に紫外線対策に気を配るようにすることも大切です。
まとめ
カミソリはあくまで簡易的なムダ毛処理です。
毛を剃るならボディー用の電動シェーバーを使った方が肌へのダメージは少なくなります。 とはいえムダ毛処理にたくさんお金を使う訳にもいきませんよね。
正しい使い方でやればカミソリでも肌へのダメージは最小限に抑えることが出来るので、ここに書いたやり方で肌をいたわりながらムダ毛処理していきましょう。