
女性なら誰でも美肌になりたいと思いますよね。
でもあなたがやっているスキンケアは、逆効果になっているかもしれないんです。
値段が高いものやジュエリーの様な豪華な見た目の化粧品を使えば、美肌のためのスキンケアになるわけではありません。
美肌になる正しいスキンケアはたくさんのお金を使ったり、たくさんの化粧品を使いまくることではありません。
本当に肌に必要な事を必要な分だけ行うのが正しいスキンケアです。
間違った方法ややりすぎはスキンケアどころか、美肌から遠ざかる肌を傷める行為になるので気をつけなければなりません。
この記事の目次
正しいスキンケア!美肌のために気を付けること。
①肌タイプを知る
正しいスキンケアといってもみんなが同じやり方をすればよいという単純なものではありません。
油が多い人はしっかり洗顔をした方が良いですし、乾燥気味の方は逆に洗顔の回数を減らすことが美肌のためのスキンケアになります。
自分の肌がどの程度油分を分泌しているのかを知ることは、美肌スキンケアのための第一歩です。
スキンエアをする前に!簡単な肌タイプチェック法
自分の肌がどれくらい油脂を分泌しているのかを計る簡単な方法があります。
洗顔をしてからなにも付けずに、ツッパリ感が無くなるまでの時間を計るというものです。
- 10分以内にツッパリ感が無くなる→脂性肌
- 10~20分以内にツッパリ感が無くなる→普通肌
- ツッパリ感が無くなりまで20分以上かかる→乾燥肌
- 場所によってツッパリ感が無くなる時間が違う→混合肌
というように簡単に分けることが出来ます。
季節や空気の乾燥度合によって結果は違ってくるので、あくまで簡単なチェックですがある程度自分の肌がどれくらい油分を出しているのかを判断する目安になります。
薬局によっては肌の水分量などをチェックしてくれるところもあるので、機会があれば調べてもらうのも良いでしょう。
水分量や油分の分泌が多いか少ないかはスキンケアのやり方に大きくかかわってくるので調べておくのがベターです。
とはいえアレルギーなどが原因の肌荒れの場合は自力で調べるのはかなり難しいです。
スキンケアをしても肌荒れや肌トラブルが多い方は皮膚科に行って診断してもらうのがベストです。
②スキンケアはやりすぎ厳禁!不要な汚れだけを落とす洗顔
洗顔というと何となく肌にある油をきれいさっぱり洗い流さないといけないという思っている方も多いと思います。
体から出ている皮脂=汚れというイメージがある方が多いようです。
でも肌はうるおいを保つために必要な油分を分泌しているので、脂分をすべて洗い流すのは美肌スキンケアではなく、肌を痛めていることなんです。
スキンケアで大切なのは「不要な汚れ」だけを洗い流すという事です。
スキンケアの事を考えると、毎回同じような洗顔をしていてはいけませんし、一日に3回も4回も洗顔をしてはいけません。
毎回状況を見ながらやりすぎない適度な洗顔が正しいスキンケアです。
化粧は皮膚にとって異物なので、しっかりとおとさなければいけません。
クレンジングはしっかりとする必要があります。
しかしクレンジングをした後に、洗顔料でごしごしと顔を洗うのは肌の油分を奪いすぎます。
クレンジング後は洗顔料を少な目にして、軽く洗い流す程度にするのがベストです。
朝、外出前の洗顔も肌の油分を奪いすぎてはいけません。
化粧をするなら特にある程度油分を保っておかなければ、肌にストレスを与えてしまいます。
脂性肌の方以外は朝の洗顔は、洗顔料を使わずお湯で洗い流す程度で十分です。
乾燥肌の方は夜の洗顔もお湯だけで洗顔するのが理想です。
その日のメイクはきちんと落とす。
でも肌が出している油分は流しすぎない。
これが美肌のための洗顔です。
③強力すぎない洗顔料を選び
洗顔料は基本的に合成界面活性剤が使われていることが多く、肌に必要な油分まで洗い流してしまいます。
スクラブ入りやメントール配合の物は、すっきり感が強く気持ちが良いですが、肌には強いストレスを与えるのであまり使わない方が無難です。
さらに意外と気を付けないといけないのは、しっとりタイプや乾燥肌用といわれる洗顔料です。
しっとりタイプというと肌に油分を残して良いように感じますが、洗顔後のスキンケアを妨げることが有ります。
なぜならしっとりタイプの物はほかの洗顔料と同じように肌の油分を落としてしまい、その上で洗顔料に含まれている油が肌に残るような作りになっています。
体が分泌した自然な油分ではない油なので、スキンケアの化粧水や乳液をはじいてしまい肌に浸透するのを妨げてしまうんです。
合成界面活性剤を含んでいない洗顔石鹸が適度に肌の油を残し、汚れだけをきれいに洗い流すことが出来るのでベストです。
④メイク落としのやり過ぎは黒ずみの原因!
きちんとメイクを落とすことは大切ですが、メイク落とし自体が肌にとってストレスになってしまいます。
特にポイントメイクリムーバーはかなり強力な洗浄力があるので、皮膚に強いストレスを与えてしまいます。
最近はメイクを取ったら目元が黒ずんでいる女性が多くなっています。
メイク自体のストレスもあるのですが、実はポイントメイクリムーバーで目元をごしごしと洗っていることが原因なんです。
長年与えてきたダメージのせいで肌がメラニンを生成して黒ずんでしまうんです。
メイク落とし自体が美肌に悪いので、できるだけ薄い化粧で過ごすことも大切なスキンケアになります。
⑤化粧水・乳液の使い過ぎ
肌には本来健康で美しい状態を保つための機能が備わっています。
化粧水や乳液などの化粧品はあくまで美肌のための補助的な役割を担うものです。
スキンケアに良いという言葉に騙されて、たくさんの化粧品をベタベタと使いまくっていては美肌どころかダメージを与える原因になってしまいます。
余計な油分は酸化してニキビは肌荒れの原因になります。
化粧品からは必要な成分以外は極力とらない方が安全です。
高い商品のパッケージやうたい文句で選ぶのではなく、自分に必要な成分が入っている物を選びましょう。
目的をもって選べば高い化粧品は必要ありません。
化粧水の選び方
美白・毛穴の引き締め・しわやしみ(酸化)の予防ならビタミンC誘導体が入っているものが良いでしょう。
ニキビの炎症や赤みを抑えたいならグリチルリチン酸ジカリウムやアラントインを配合しているものを探してみてください。
ハリのある健康な肌になりたいならセラミドを補給することが重要なので、たくさんの種類のセラミドが含まれているものを選びましょう。
乳液の選び方
商品やブランドによっていろいろなものがありますが、基本的に乳液は肌に油分を足して乾燥を防ぐためのものです。
アルコール(エタノール)が入っているものは乾燥の原因になり良くないので避けましょう。
それ以外なら乳液の働きは十分にこなすことが出来るので、あまり成分で悩まなくても大丈夫でしょう。
消費期限をきちんと守る。
実は化粧品の消費期限は案外短いんです。
高いお金を払って買ったものだからもったいないといって、消費期限が過ぎたものを使っていては意味がないどころか肌トラブルの原因になり逆効果です。
安いものでも新しい状態できちんと使えば十分にスキンケアとして役立ちます。
空気に触れて時間が経つとどんな化粧品でも酸化して成分が変化していきます。もったいないかもしれませんが、古くなったものは美肌のためにきちんと処分しましょう。
女性が苦手なことですが、余計なものを買わないことも美肌のための第一歩かもしれません。
まとめ
美肌スキンケアとして何よりもよくないのは「やり過ぎ」です。
化粧品メーカーは自社の商品がいかに優れているかをアピールするためにいろいろなうたい文句で宣伝しています。
もちろん美肌用のスキンケアメーカーはウソは言っていませんが、使えば使うだけ美肌に近づく訳ではありません。
美肌のためのスキンケアは「肌が本来持っている美肌になる機能をサポートする」ことです。
肌がきれいな芸能人が「特別なことは何もしていません」というのはうそでも自慢でもなく、とても理にかなっていることなんです。
不要な汚れだけを落とす。
足りないな栄養素だけを補う。
美肌スキンケアはやりすぎないことが肝心です。