
肌の悩みで最も多い乾燥肌。
他の人と同じように化粧水を使ったり保湿をして対策しているのに、カサカサ・赤み・つっぱり感が一向に改善しないというのはとてもつらいですよね。
友人やネットの口コミで良いといわれている化粧品を使って対策しても乾燥肌が一向に改善しないという方は、対策の仕方を間違っているかもしれません。
ですが乾燥肌は原因をしっかりと理解して正しい対策をすれば、お金をかけなくてもずいぶん良くなるものです。
ココでは誰でも簡単にできる正しい乾燥肌の対策法をご紹介ます。
この記事の目次
誰でもできる5つの乾燥肌対策
①使うものよりタイミング!保湿・スキンケア
「乾燥肌対策でスキンケアくらいやってるよ!」といいたくなるかもしれませんが、本当に正しい保湿対策をしている方は意外と少ないものです。
乾燥肌の人の多くが化粧水を探すのに夢中になってしまい、使い方をあまり意識していないものです。
化粧水や乳液での保湿は乾燥肌の対策にとても重要なものです。
ですがそれらを使うタイミングや塗る順番、商品の選び方を知っていないと乾燥肌を対策することはできません。
正しい対策で保湿すれば、特別高級なものを使わなくても十分に保湿対策をすることはできます。
化粧水・乳液・クリームを使う目的
各化粧品にはそれぞれ対策できることとできないことが有ります。
それを知って正しく使うことが乾燥肌の対策に重要になってきます。
化粧水
乾燥肌の人の多くが化粧水を使って対策していると思います。
ですが化粧水自体の水分で肌を保湿するという考え方は間違っています。
化粧水を使う目的は、化粧水が含んでいる水溶性の成分を肌の中の水分にしみこませることです。
乾燥した肌に化粧水をつけても十分に美容成分が行き届かず、対策の効果は半減します。
肌がきちんと潤っている状態で化粧水を塗るのが正しい乾燥肌対策です。
乾燥肌対策にオススメの化粧水はヒアルロン酸とセラミドを多く含んでいるものです。
ヒアルロン酸は水分を含む保湿効果があり、セラミドは肌の細胞の間を満たすバリア機能を持つ成分です。
乳液・クリーム
乳液とクリームにもいろいろなものがありますが、乾燥肌対策としての役割は水分の蒸発を抑えることです。
皮膚表面に油分を与えることで、肌の中に含まれている水分が外に逃げにくくするフタの様な役割だと考えてください。
油分を与えられれば十分に対策になるのであまり高価なものでなくても大丈夫です。
アルコール(エタノール)を含むものは水分を蒸発させてしまうので避けるようにしましょう。
ワセリンを使っている方も多いと思いますが、同じ役割だと考えて問題ありません。
肌に潤いを与えるものではないので、化粧水の後に使うのが対策としてベストです。
化粧水・乳液を使った正しい乾燥肌対策
化粧水も乳液も肌に水分をしみこませ手乾燥から対策するものではありません。
肌が水分を含んでいるときに、それをキープするために必要な成分を浸透させるためのものです。
具体的には肌が水分を含んでいるときというのは、入浴直後のことです。
お風呂から上がって肌がつっぱってきたときには、対策するタイミングとして遅いと思ってください。
入浴直後は肌にたくさんの水分が含まれています。
お風呂で肌に含まれた水分は温度が高いので、上がった瞬間から一気に蒸発していきます。
その時もともと肌に含まれていた水分も一緒に飛んでしまうので入浴前よりも乾燥した状態になってしまいます。
そうなる前、ぬれた体を拭いたらすぐに保湿をして対策するようにしてください。
まず化粧水を肌の中の水分に浸透させるように塗りこみます。
コットンを使わずてのひらで押し込むようにすると、手の温度で化粧水が温もって浸透しやすくなります。
こすったりたたいたりせず、優しく抑えるようにして塗りましょう。
化粧水を塗った後は肌に含まれた水分と美容成分を逃がさないように、乳液やクリームの油分でコーティングします。
ココで気を付けたいのは塗りすぎないという事。
塗りすぎた不要な油分は酸化して肌荒れやニキビの原因物質に変化してしまいます。
少量でも十分に乾燥対策になるので、薄くまんべんなく塗るようにしましょう。
お風呂から上がった後、髪を乾かしたりテレビを見たりしているとあっという間に水分が蒸発してしまいます。
正しい乾燥肌対策はスピード勝負です。
お風呂から出たら5分以内に保湿ケアをすることを心がけましょう。
アレルギーに注意
あまり難しい事を考えなくても、上に書いている成分が含まれているものを正しいタイミングで使えば正しい乾燥肌対策になります。
ですが人によってアレルギー性の肌荒れを引き起こすことが有ります。
アレルギー物質は人によって違うので、正しい保湿をしているのに肌が荒れてしまうという方は使っている化粧品の中の何かがアレルギーの可能性があります。
使っているものを変えると改善することが有るので、頭に入れておきましょう。
あまりにひどい場合は皮膚科で自分のアレルギー物質を調べることと薬を処方してもらうことも大切です。
自力でできるのは保湿までです。
アレルギー対策はやはり病院に通うのが一番です。
②洗いすぎ厳禁!乾燥肌の洗顔・クレンジング
乾燥肌の人の多くが洗顔やクレンジングをやりすぎている傾向にあります。
もともと私たちの肌は水分をキープするために油分を分泌しています。
必用な油分を流してしまうと乾燥の原因になるのでやりすぎないことが大切です。
まずクレンジングオイルと洗顔料は本当に必要な時以外は極力使わないようにしましょう。
ツルツルにならないと洗った気がしないという気持ちはわかりますが、顔を触ってみて少し脂分があると感じられるくらいにおさえるくらいがベストです。
クレンジングオイルや洗顔料には洗浄成分(界面活性剤)が含まれていて、汚れだけではなく、肌の保湿能力の80%を担う角質層の細胞間脂質(セラミドなど)まで壊して流してしまうんです。
朝化粧をする前はお湯で軽くすすぐ程度でも十分に汚れは落ちます。
夜は化粧の油を落とすためにクレンジングをしなければいけませんが、その後に洗顔料をたっぷり使って洗うのはあまり良くありません。
クレンジングの後に残った汚れだけを軽くすすげれば十分です。
洗顔料は少しだけ使うようにしましょう。
たっぷりの泡で洗いたいという方もいるかもしれませんが、乾燥肌の人は洗顔料を少し含んだお湯で軽く洗うくらいのイメージを持っていてください。
またごしごしとこするのも肌の角質を壊してしまうので、クレンジングも洗顔も優しくなでるように行いましょう。
③種類を取る!乾燥肌の食事
乾燥肌は食事を改善することでも対策することが出来ます。
肌を構成する成分をバランスよくとることが大切です。
食事で重要なのは量を取ることではなく、種類を増やすことです。
- 緑黄色野菜やレバーに含まれるビタミンA
- 豚肉や卵や大豆に含まれるビタミンB
- レモンなどの果物に含まれるビタミンC
- こんにゃくやひじきやわかめでとれるセラミド
- 赤身の肉や卵黄に含まれる亜鉛
等を意識してとるようにしなければなりません。
- 一日の食事のどこかで一つ納豆と海藻類を入れる
- 毎朝野菜ジュースや果物を取る
- お肉と魚を一日交代で必ず食べる
など簡単な食事のルールを決めるだけでだいぶ変わってくるはずです。
④お風呂は長風呂・高温に注意
乾燥肌は入浴の仕方でも引き起こされます。
40度以上の熱いお風呂は皮脂を奪ってしまい乾燥の原因になります。
ぬるいと感じるくらいの38~40度のお湯につかるようにしてください。
また意外かもしれませんが、長時間の入浴も乾燥肌を悪化させてしまいます。
長時間お湯につかっていると肌の保湿成分が流れ出してしまい、上がった後に乾燥しやすくなってしまいます。
湯船につかるのは10分以内にするように心がけましょう。
⑤スマホを見ない!睡眠の質が大切
乾燥肌と睡眠なんて一見関係が無いように感じますが、きれいで丈夫な肌を作るためには質の良い睡眠が大切です。
乾燥に負けない強い肌を作るのには、睡眠中に出る成長ホルモンが必要不可欠です。
睡眠の質は寝る前のリラックスタイムで大きく変わってきます。
最近はスマホを寝る直前までスマホをいじっている人が増えていますが、強い光と脳が休まないせいで睡眠の質が落ちてしまいます。
アロマをたいたり、間接照明でリラックスできる空間を作って何も考えずのんびり過ごすことで睡眠の質を高めることが出来ます。
睡眠の質が良くなるとストレスも改善され、乾燥肌だけでなくきれいな美肌になっていきます。
まとめ
いかがでしたか?
乾燥肌対策は正しいスキンケアと健康的な生活を送ることが大切です。
どれか一つだけやれば改善するという簡単なものではありません。
ですが、お金を使って高級なアイテムを使う必要もありません。
少しづつでいいので肌のため、キレイのためにスキンケアのやり方と生活を改善していきましょう(^^)